−写真集のテーマが「Re」ですが、どんな意味合いがありますか?
「Reというのは再生の意味ですね。鉱山の廃墟には、場所によっては、昭和以前からたくさんの人達が住んでいて、作業と生活をしていました。時代が変り今そこは誰も住んでいない場所になったんですが、風化の隙間から自然が再生していくことを私は感じました。廃墟ってコンクリートの塊という印象が強いですが、そこには、全体が自然に浸食される感じで、10年経ったらどうなるのかなって想像しますし、見てみたいですね。知らないところで再生が進んでいるんだろうなって、すごいと思います。今回新しく体験したDigiBookも、今までない写真のまとめ方なので、このような新しい表現は一つの再生ともいえるかもしれませんね。」 |
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鉱山跡のインパクトのある風景は感動を与えてくれます。 |